2011年09月21日
(小道具)仏像制作3
~貧乏な芸術家が、恋人の父に結婚を認めてもらう為、家に招く事になるが、好印象を与えるため、週末旅行中の同じアパートの隣人である骨董収集家の部屋から高級家具・骨董品等を無断で持ち出し、自宅に飾って取り繕うことに。
そこに帰ってくるはずのない隣人が、予定を切り上げて戻ってきてしまう。
幸か不幸か、アパートは停電中。
彼を自宅に招き入れて、暗闇の中で、誰にも気づかれず、元に戻す事を決めた主人公。~
暗闇の中で家具や骨董品を返却してゆく様が、コメディータッチに描かれているのですが、かなり、きっかけが緻密なのです。
そのため、きっかけを誤ると、面白さが半減します。
その中でも大山場である、隣人が一番大切にしている仏像。
劇中に主人公が慌てて、隣人が脱いだコートに仏像をくるんでテーブルの上に置いていたが、それを知らずに、自分の部屋に戻ろうとした隣人がコートを持ち去ろうとした拍子に、仏像が落下。首が折れて、頭がコロコロと床に転がる。
・・・・・…・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
首の部分仕掛けですが、単純かつ確実な仕掛けでなければなりません。
その上、「落ちて、首が折れる」というからには、首にダボを付けて、胴体から抜ける。
というような仕掛けではそれらしく見えません。
更に、劇中、仏像を持ち運ぶときは、仏像だけでなく、他にも小道具を抱えているので、例え仏像が逆さまに持って移動しても外れないようにしなければなりません。
「磁石」を使う案が思いつき、試してみたものの、磁力の加減が難しく、
強ければ、落ちた時の衝撃でも、くっついたままだったり、逆に弱いと持ち運び中、何かの拍子に外れてしまう可能性が高くなる・・・
他にも色々な仕掛けを考えてみたものの、なかなかいいアイデアが出ません。
1か月持ちこたえる丈夫なもの・・・特殊な金具を多く扱う金具屋さんに行って相談に乗ってもらうものの、「これ!!」というパーツが見つからず、途方に暮れてしまいました・・・
頭の中で「簡単・確実・丈夫」この言葉がぐるぐるとまわります。
一休さんでいうところのポクポクポク・・・と木魚の音が続き・・・
「チーン」!
ようやくひらめいたのです!
「おもちゃ屋だ!」
続く・・・
そこに帰ってくるはずのない隣人が、予定を切り上げて戻ってきてしまう。
幸か不幸か、アパートは停電中。
彼を自宅に招き入れて、暗闇の中で、誰にも気づかれず、元に戻す事を決めた主人公。~
暗闇の中で家具や骨董品を返却してゆく様が、コメディータッチに描かれているのですが、かなり、きっかけが緻密なのです。
そのため、きっかけを誤ると、面白さが半減します。
その中でも大山場である、隣人が一番大切にしている仏像。
劇中に主人公が慌てて、隣人が脱いだコートに仏像をくるんでテーブルの上に置いていたが、それを知らずに、自分の部屋に戻ろうとした隣人がコートを持ち去ろうとした拍子に、仏像が落下。首が折れて、頭がコロコロと床に転がる。
・・・・・…・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
首の部分仕掛けですが、単純かつ確実な仕掛けでなければなりません。
その上、「落ちて、首が折れる」というからには、首にダボを付けて、胴体から抜ける。
というような仕掛けではそれらしく見えません。
更に、劇中、仏像を持ち運ぶときは、仏像だけでなく、他にも小道具を抱えているので、例え仏像が逆さまに持って移動しても外れないようにしなければなりません。
「磁石」を使う案が思いつき、試してみたものの、磁力の加減が難しく、
強ければ、落ちた時の衝撃でも、くっついたままだったり、逆に弱いと持ち運び中、何かの拍子に外れてしまう可能性が高くなる・・・
他にも色々な仕掛けを考えてみたものの、なかなかいいアイデアが出ません。
1か月持ちこたえる丈夫なもの・・・特殊な金具を多く扱う金具屋さんに行って相談に乗ってもらうものの、「これ!!」というパーツが見つからず、途方に暮れてしまいました・・・
頭の中で「簡単・確実・丈夫」この言葉がぐるぐるとまわります。
一休さんでいうところのポクポクポク・・・と木魚の音が続き・・・
「チーン」!
ようやくひらめいたのです!
「おもちゃ屋だ!」
続く・・・
Posted by 劇光族 at 20:26│Comments(0)
│舞台製作関連